ブリーダーの仕事内容とは?関連する資格を紹介!|通信教育講座で資格なら「たのまな」|ヒューマンアカデミー

21ブリーダーの仕事内容と資格について

血統書付きの犬や猫などの動物の繁殖を行い、ペットショップなどに流通させる仕事をメインにしているブリーダー。ブリーダーの仕事をするにあたって、必要な資格はあるのでしょうか?
ここでは、ブリーダーの仕事内容をはじめ、資格の取得方法や、独立開業をする場合の条件などについてご紹介します。

ブリーダーの仕事内容とは?

まずは、ブリーダーの仕事内容について見ていきましょう。ブリーダーは、動物の繁殖・流通以外にも手掛けている仕事があります。また、ブリーダーの仕事ならではの魅力や、どんな人に向いている仕事なのかについてもご紹介します。

ペットホテル開業のために持っていたい資格

ブリーダーは、犬や猫などペットとなる動物に関する専門的な知識を持ち、交配・繁殖を手掛けます。生まれた動物をペットショップに流通させたり、みずから飼い主に直接販売したりします。遺伝的な疾患を予防するための交配を手掛け、元気な子犬や子猫を送り出す、責任のある仕事です。 また、ブリーダーによってはコンテストや展覧会に参加するタイプや、異なる品種を交配させることで、品種改良の研究を行うタイプもいます。

いずれのブリーダーも、日常的な動物の世話がおもな仕事となります。飼い主の相談にのったり、しつけや飼い方の指導をしたりすることもあります。

ブリーダーの仕事の魅力

ペットブームである日本において、犬や猫は家族同然の存在として親しまれています。ブリーダーは元気な子犬や子猫を世に送り出すことで、多くの飼い主に新しい出会いや癒やしを与えているといえるでしょう。

自分が世話をした動物の出産に立ち会い、新しい命が生まれてくる瞬間の感動を体感できるという魅力もあります。動物の命を預かる責任のある仕事ですが、その分達成感ややりがいも大きいのではないでしょうか。

ブリーダーはこんな人に向いている!

近年、「無理な交配をさせる」「動物の衛生面や健康面の管理がずさんである」といったブリーダーの存在が問題視されています。ブリーダーになるには、日々の動物の世話や健康管理を、責任を持って行えるということが大前提となります。

取り扱う動物の血統や交配、飼育に関する正確且つ幅広い知識を持ち、飼い主にもしっかりと指導やアドバイスをすることができるということも大切です。

ブリーダーに役立つ資格は?

ブリーダーの仕事をするにあたって、資格は絶対に必要というわけではありません。しかし、動物やその繁殖に関する専門的な知識が不可欠であることから、資格の取得が推奨されています。
ここからは、ブリーダーの資格について見ていきましょう。

資格取得は必要?

資格を必要としないブリーダーは、資格を取得しなくても名乗ることができます。しかし、ブリーダーとしての正確な技術や幅広い知識を独学のみで得ることは、ほとんど不可能といえるでしょう。多くの動物の命を預かる仕事であるブリーダーは、素人が簡単に始められるものではありません。

ブリーダーの養成学校や通信講座で専門的な知識を学び、ブリーダー関連の民間資格を取得することで、ブリーダーの仕事での成功につながるといえます。

資格取得によるメリット

ブリーダー関連の資格を取得することで、次のようなメリットが得られます。

・「勘や経験」に頼らない、専門的な知識や技術を身に付けることができる
・動物の飼育におけるイレギュラーな事態にも対応できるようになる
・繁殖ビジネスについても学ぶことができる
・トップブリーダーへとスキルアップする自信につながる

代表的な資格「ペット繁殖指導員」

ペット繁殖指導員は、一般社団法人日本ペット技能検定協会認定の民間資格で、たのまなの「ブリーダー講座」で取得することもできます。トップブリーダーを目指す人や、動物を取り扱うさまざまな施設で指導者を目指したいという人に向けられた資格となります。

年齢制限などはなく、指定のカリキュラムを修了することで、ライセンスを取得することができます(ライセンス交付申請料に12,000円かかります)。

ブリーダーとして開業する場合

未経験のブリーダーのほとんどは、ベテランのブリーダーへ弟子入りして働くことが一般的です。その後、ブリーダーとして独立開業する場合は、ある条件が必要となります。いずれは開業を目指したいという場合は、必ず確認するようにしましょう。

独立開業の条件は?

単に動物の繁殖をするのであれば資格は必要ありません。しかし、直接動物の販売を行うなど、独立して開業するためには、条件があります。各都道府県への「動物取扱業」の届出が必要となるのです。 動物取扱業の登録申請手続きは都道府県によって異なるため、管轄の保健所に確認してみましょう。

開業に必要な「動物取扱業」の届出

動物取扱業の届出で登録を行うためには、第一種動物取扱業者から「動物取扱責任者」として選任される必要があります(第一種動物取扱業者が、みずからを動物取扱責任者として選任することもできます)。 動物取扱責任者として選任されるには、次の条件を満たさなくてはなりません。

・動物取扱業の種別ごとに、6ヵ月以上の実務経験がある
・動物取扱業に関する知識・技術について1年以上教育している学校を卒業している
・環境省が認める、動物取扱業の知識・技術に関する資格を取得している

これら3つの要件いずれかに該当し、さらに、動物取扱責任者研修の講習を受ける必要があります。 以上の条件を満たして登録申請を行い、施設の立ち入り検査を受けて合格することで、登録証が発行されます。

たのまなの「ブリーダー講座」

たのまなの「ブリーダー講座」は、先ほどご紹介したとおり、「ペット繁殖指導員」の資格を取得することができる講座です。おもに資料DVDや添削課題で、繁殖飼育学や動物看護学、犬種標準学について学んでいきます。
就職サポートや独立開業に必要となる「動物取扱業」登録についてのサポートも行っているため、ブリーダーとして成功したい方におすすめの講座です。

コラム一覧

ブリーダーとは血統書付きの犬や猫などの動物の繁殖を行い、ペットショップなどに流通させる仕事をです。ブリーダーになるには資格がなくても可能ですが、ペット繁殖指導員という民間の資格があります。ブリーダーの仕事内容や資格の取得方法、独立開業をする場合の条件などについてご紹介します。