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02医療事務の資格の種類について

医療事務の資格には、多くの種類があります。その数なんと80種類を超えるともいわれており、初めて医療事務の業界に触れた方はどれを取得すれば良いのか迷ってしまうかもしれません。医療事務として活躍するためにどんな資格を取得すればいいのか、それぞれの種類の資格にはどんな特徴があるのか等、詳しくご紹介していきます。

医療事務の資格にはたくさんの種類がある!

医療事務の資格にはたくさんの種類がある

数十種類にも及ぶといわれている医療事務の資格。なぜこんなにたくさんあるのかというと、国家資格などの公的な資格がないためといわれています。医療事務は、医師や看護師のように「この資格を取れば医療事務になれる」というものではありません。そこで各医療関係の団体や協会、法人などがそれぞれ「医療事務のスキルを持っている」ことを認める証として、数々の民間資格を生み出してきたのです。

各資格には、それぞれに特徴があります。医療事務資格は、医療事務に関連する専門的な知識や技術を身につけていることを証明するためのものです。医療現場の事務的な業務や活躍する場所は多岐に及び、レセプト作成から受付・案内まで様々なスキルが求められます。そのため資格もそれぞれ証明する能力が異なり、たくさんの種類が生まれてきたというわけです。

医療現場の「3大事務」とは?

では、医療事務の資格にはどんな種類があるのでしょうか。まずは大まかに、医療事務の現場ごとに分けていきましょう。「医療事務」と一口にいっても、病院から介護施設まで様々な活躍の場があります。医療事務資格取得後の就職先は、「医療」「調剤」「介護」の3種類に大きく分けることができます。医療事務の勉強を進めていく上で、どんな現場で働きたいかを考えていくことも大切です。

【医療事務】
一般的な「医療事務」のイメージはこれに当たります。総合病院や診療所、クリニックなど医療機関の受付や会計として活躍します。病院やクリニックの顔として患者さんに接し、入院や処置、手術など様々なケースに応じたレセプトを作ります。

【調剤事務】
薬剤師のサポート役として、保険調剤薬局に勤めることになります。医療機関と異なる点は、「薬剤」に特化していることです。調剤事務として活躍するためには、医薬品や医療保険制度などの知識を身につけておく必要があります。

【介護事務】
医療事務の中では、老人ホームや訪問看護ステーションなど、介護施設で活躍している方々も多くいらっしゃいます。介護施設で働くために、必要な知識の軸は介護保険制度です。介護費用のうち、いくらが保険料でまかなわれて、いくらが自己負担になるのかなどを算定します。介護の知識も必要となるかもしれません。

医療事務資格の種類と特徴

医療事務関係の資格は、秘書の能力もプラスされる資格や医療用コンピューターを扱うための資格など、たくさんのジャンルがあります。下記にジャンル別の資格をご紹介します。やりたい仕事に合った種類の資格を取得するとよいでしょう。

【医療事務】
病院やクリニックの窓口として、保険証の受け取りから確認、入退院の手続き、会計などを行います。「診療報酬請求業務(レセプト業務)」がメインとなります。公的な医療制度や保険制度などの知識を身につけておくことが必要です。
・診療報酬請求事務能力認定試験
・医療事務認定実務者®
・医科2級医療事務実務能力認定試験

【医療秘書】
医療事務の仕事の中には、医局秘書や病棟クラークなど秘書的な側面を持つ職業があります。医師や看護師のサポート役として、資料や書類の作成、電話応対、他の医師や看護師との連絡など様々な種類の業務をこなす必要があります。医療事務に加えて秘書の知識を身につけることで活躍の場が広がります。
・医師事務作業補助者実務能力認定試験
・医師事務作業補助業務実務能力認定試験

【医事コンピューター】
近年では電子カルテを導入する病院も増えてきており、レセプトを紙面ではなくコンピューターで作成できるようにしておくと何かと役に立ちます。専用のソフトやOA機器が扱えることを証明するような資格もあります。
・医事コンピュータ技能検定試験
・医療事務OA実務能力認定試験

医療事務資格の種類と特徴

医療事務には様々な種類の資格があるため、どの資格をとればよいのか迷ってしまうかもしれません。医療事務関連の講座では、いくつかの種類の資格を同時に目指すような講座もあります。関連する資格の勉強を同時に行うことで、効率良く勉強を進めることが可能です。迷った際には、そのような講座を選ぶとよいでしょう。

病院の数はコンビニエンスストアの2倍以上あるともいわれており、毎日多くの方が利用する医療機関は、景気の波に左右されることのない比較的安定した職場であるといえます。保険制度は全国共通のため、医療事務の知識や技術を身につけることで、日本中、比較的どこに行っても働くことができるでしょう。結婚後や、出産後の再就職に備えて医療事務の勉強をされる女性も多いようです。医療事務の資格は一生ものの資格ともいわれており、ぜひ自分にあった種類の資格を選んで、医療事務への一歩を踏み出していきましょう。