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- 小瀧 雅美さん
神奈川県動物愛護推進員。東日本大震災で被災した動物たちの保護施設で働いた経験をもとに、現在は、動物愛護推進員として、動物の保護やイベント開催など、各種ボランティア活動を行う。
2011年3月11日。東北の沿岸部を襲った津波は、人間だけではなく、動物たちにも大きな被害を与えました。避難のために手放され、逃げたくても逃げられない犬や猫が命を落としていく姿を、ただ見守ることしかできないまま時が過ぎていきました。その後、福島第一原発から半径20キロ圏内に置き去りにされた犬や猫を保護する施設に勤務し、施設運営やボランティアの受け入れなどを担当。現在は、神奈川県動物愛護推進員として、ボランティア活動を行っています。今でも、被災地の視察で目にした沿岸部の惨状は忘れられません。「今まで自分は被災動物のために何もできなかった。これからはせめて助かった動物たちをケアしたい」という想いが強くなり、ヒューマンアカデミーの通信講座『たのまな』を受講することを決意しました。学習を進めるうちに、狂犬病の予防注射もなければ、「登録」する必要のない社会的地位の低い猫へ、自分の手を差し伸べたいと思うようになりました。私が引き取った2匹の子猫も、翌日に殺処分される予定でした。こうした猫を増やさないためにも、猫に対する理解を今以上に重ねて、獣医師の夢へ進みたいです。