引きこもりへの支援とは|通信教育講座で資格なら「たのまな」|ヒューマンアカデミー

無料資料請求 お問い合わせ
お問い合わせ 資料請求 FreeCall:0800-111-4959 10:00から18:00(土日祝日を除く)
07「引きこもり」への支援とは?

「引きこもり」は現代社会で大きな問題となっています。「引きこもり」というと若年層をイメージされる場合も多いかもしれませんが、実際引きこもりは10~20代の若者だけでなく、中高年にも増えてきているといわれています。引きこもりは誰にでも、どの家庭にでも起こり得る決して珍しくない問題です。自治体や行政、そして心理カウンセラーは引きこもりという問題に対してどのような支援ができるのでしょうか。こちらのコラムでは、引きこもりの支援についてご紹介していきます。

引きこもりとは

「引きこもり」とは病名や診断名ではなく、自宅など同じ場所にこもり、社会活動に参加しない状態のことを指す言葉です。厚生労働省の発行する『10代・20代を中心とした「ひきこもり」をめぐる地域精神保健活動のガイドライン』では、「ひきこもり」はさまざまな要因によって社会的な参加の場面が狭まり、就労や就学などの自宅以外での生活の場が長期にわたって失われている状態のことをさすと定義されています。厚生労働省では、「6ヶ月以上自宅に引きこもって社会参加しない状態が持続しており、統合失調症などの精神的疾患が原因の場合を除いたケース」、つまり病気以外の理由で長期間学校や仕事に行くことができない状態の人物を引きこもりであるとしています。
「引きこもり」に陥るきっかけはいじめや家庭内環境、就職の失敗やリストラなど実に様々です。近年は子供だけでなく大人の引きこもりも増加しています。2005年の調査では、160万人以上が引きこもり状態にあるという結果が出ました。引きこもりは決して他人事ではなく、どの家庭にも起こり得る状態だといえるでしょう。

引きこもりが長期化することで起こる問題

社会から隔離されている状態が長く続くことで、どんな問題が起こるのでしょうか。一般的に以下のことが懸念されます。

・家族の負担
金銭面や精神面など、家族にかかる負担が増します。また他人との関わりが極端に少なくなることで、精神的に退行して子供返りしたり家族に暴力を振るったりすることも。家族の心理的なストレスだけでなく、家庭そのものの崩壊にも繋がります。

・社会復帰が難しくなる
引きこもり状態が長期化すればするほど、その状態に慣れてしまうので学校や仕事に行くことが難しくなります。人としての生活力が落ち、面倒を見てくれる家族がいなくなった時にどうなるかという問題が発生します。

・精神病の発現
引きこもった当初は発現していなくても、虚無の時間を長く過ごすことでうつ病や強迫性障害を引き起こす可能性があります。引きこもり状態が長くなるほど、精神疾患は重篤化していくでしょう。

心理カウンセラーの引きこもり支援について

引きこもり状態から脱出するために様々な支援が行われています。中でも心理カウンセラーの存在はとても重要です。社会復帰の前に、まず引きこもり状態に陥っている原因を根本から解決しなくてはなりません。家庭環境が原因などの理由で、本人が家族にも話せないような悩みだったり、いくつかの要因が複雑に絡み合っていたりと様々です。彼らの話をじっくりと聞いて心を解きほぐしていくカウンセリングは、引きこもり支援に欠かせないものだといえるでしょう。引きこもり支援は引きこもりの裏に隠されているうつ病や強迫性障害、パニック障害などの精神疾患を見つけるきっかけにもなります。

心理の資格コラム|通信教育・通信講座のたのまな
心理カウンセリング講座のことがよくわかる!無料資料請求はこちら お問い合わせや資料請求はこちらから FreeCall0800-111-4959 10:00から18:00(土日祝日を除く)
[an error occurred while processing this directive]