トリマーとして開業するには?|通信教育講座で資格なら「たのまな」|ヒューマンアカデミー

10トリミングサロン開業のためにしたいこと

トリマーを志す人に中には、トリマーになりトリミングサロンを開業することを大きな夢として持つ人は多いと思います。動物をより可愛く、魅力的に見せるトリマーという仕事は、個人の腕が重要な職業です。トリマーは、技術を身につけることで、ファンやリピーターを獲得しやすく、比較的容易に開業しやすい職業であるといえます。とはいえ、トリマーになりトリミングサロンを開業するにはトリミングの技術と同様に資金面や経営、運営の手腕など、様々な条件がクリアできなければ成功しません。コンセプトを決め、自分に合ったスタイルで運営していくことが重要になっていきます。

トリマーとしてサロン開業のための第一歩

トリマーの仕事を目指す人、トリマーとして働く人の多くは、犬や猫、動物が大好きでトリマーになったという人も多いと思います。しかし、トリミングサロンを開業させる夢に到達する為には、こうしたライバルたちを押しのけて行くことも、時には必要となるでしょう。ペットの仕事を選ぶ人たちは優しい心を持つ人が多いようです。しかし、プロとして仕事をやっていく為には、現実的な考え方も持っておく必要が出てくるかもしれません。
特にトリマーで独立開業を目指すとなれば、自分で経営を考え、売上や顧客獲得の為にノウハウを見つけ出さなくてはいけません。ペットに深い愛情を注ぐとともに、ビジネスを成功させる為に熾烈な戦いを勝ち抜かなくてはならないのです。このことを意識して技術を学び、下積みを行うことで、トリマーの仕事を見つめることが出来るようになります。開業の前に、どこかのペットサロンにトリマーとして就業している時でも、常にトリミングサロン開業をすることを念頭に置きながら働くことは必要でしょう。

トリマーとしてサロン開業のための事前準備

トリマーとしてサロン開業に当たっては、自分の技術だけでなく様々な機材や設備が必要になります。その際の元手については、貯蓄などをして自己資金のみで開業している方もいますが、多くは銀行や公庫からの借り入れなどを利用しているようです。また、やり方を工夫すれば、多額の資金がなくともトリマーとしてサロンを開業することは可能です。最近では、店舗を構えて開業するのではなく、車で訪問先に行く訪問型のトリマーサービスや、自宅の一室をサロンとして開業する人も増えてきています。
開業の際には開業時にかかる資金だけではなく、経営をし続けるにあたっての毎月の費用を考えていくことを忘れないようにしましょう。継続していくには、ランニングコストを抑えていくことも重要です。

店舗を構え、トリミングサロンを開業する場合は、テナント探しも必要になってきます。お客様の多くが近隣の住民になることが想定されるので、マーケティングを行いサロンの立地を選んでいくことが大切です。トリマーとしてサロン開業をする前のリサーチ方法の1つとして出店予定の地域で夕方ごろに散歩を行うことは、有効的だと言えます。
調べた情報も交えて、テナント料と顧客獲得の見込み、客層など、費用対効果を総合的に判断していくようにしましょう。また、開業前に第一種動物取扱業の登録が必要です。
第一種動物取扱業取得は、動物を扱うビジネスを行う際に必要なため、トリマーとしてサロンを開業する際には必ず登録を行いましょう。

トリマーのサロン開業から経営を軌道に乗せるまで

トリミングサロンを開業する準備は整いました。内装工事と用具の手配が済んだら、お客様をお迎えして営業できるようになります。お店を開業し経営を軌道に乗せるためには、顧客を獲得しなくてはいけません。この時代においては宣伝や顧客獲得の様々なアピール方法がありますが、インターネットを使う広告の効果は絶大です。ですので、ホームページを作成して、より広い範囲からの顧客獲得を目指しましょう。ホームページの作成は、業者に依頼することもできますが、自分で簡単なソフトを使い作成することも可能です。またホームページを作成せず、最初はブログなどを利用したお店の宣伝も効果的です。また、近隣住民の獲得のために紙媒体の宣伝もおろそかにはできないので、チラシを作成し配布することも必要な宣伝方法です。トリミングサロン開業にはお店のサービス内容を明確にお客様に伝えることは大切なことです。他店との競争のためにも独自の路線を出すことが大切ですが、まずはお客様に通ってもらえるようなサービスを実施することが優先です。信頼関係ができてきたら、お客様がどの様なサービスを求めているかを読み取り、それに見合う魅力的な商品やサービスを提供していきましょう。

長く愛されるトリミングサロンを

トリミングサロン開業の夢は、トリマー下積み時代にやる気のモチベーション継続していくことにも繋がります。しかし、トリマーとしてサロンを開業までにはいくつもの準備が必要となり、開業のための資金も必要となります。こうした準備を無駄にしないために、ビジネスに対する考え方を身につけ、トリマーの技術も磨く必要があります。トリマーの技術者としてだけでなく経営者としてお店を回していくので、顧客の獲得や経費、サービス展開についても事前に調査をしておくことは重要です。大変なことも多いですが、トリマーとして独立開業することで、やりがいは大きいでしょう。
通信講座の中には、独立開業に向けた支援を行っているプログラムもありますので、上手に活用して、長く愛されるトリミングサロンの開業を目指していきましょう。

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トリマーの開業を行うには資格取得と共に、実習やスクーリングがあるかのチェックが大切です。トリミングやグルーミングの技術と共に、ビジネススキルも身に付けていきましょう。