医療事務を対象にした資格試験|医療事務資格取得ならヒューマンアカデミー「たのまな」通信講座

コラム

10医療事務を対象にした資格試験

高齢化社会の到来や医療技術の進化により、医者や看護師だけでなく、医療事務にも高い専門性を求められてきています。医療事務として経験を積むことも重要ですが、それと同時に専門性も高めていきたいところです。

専門性をアピールするひとつの方法として、資格を取得することが挙げられます。実際、医療事務を対象にした資格にはどのようなものがあるのでしょうか?

歯科助手の業務内容

医療事務を対象にした資格試験

医療事務を対象にした資格には、国家資格はありません。しかし、医療事務に関する専門性を示すには、民間の資格でも十分です。ここでは、民間の団体が主催する代表的な資格試験をご紹介します。

・2級医療秘書実務能力認定試験
2級医療秘書実務能力認定試験は、全国医療福祉教育協会が行う試験です。医療事務の能力に加え、基本的な医学の基礎や関連する法規の知識、患者さんの対応能力などを測るものです。
試験は年に3回行われ、 医療秘書に関する知識や医療関連法規に関する知識、医療基礎に関する知識を問う学科問題と、レセプト作成能力を見る実技試験があります。合格率は60〜80%となっています。

・医科2級医療事務実務能力認定試験
2級医療秘書実務能力認定試験は、レセプト作成スキルをはじめとする診療報酬に関する知識、医療関連の法規についての知識といった実務能力を測る試験です。全国医療福祉教育協会によって、年に3回行われています。
医療関連法規に関する知識や診療報酬請求に関する知識を問う学科問題と、レセプト作成能力を見る実技試験に分かれています。合格率は60〜80%となっています。

・診療報酬請求事務能力認定試験
診療報酬請求事務能力認定試験は、日本医療保険事務協会が実施する試験です。7月と12月の、年に2回行われるこの試験は、診療報酬請求事務業務に従事している人の能力向上を目的としたもので、 医科と歯科に分かれ、それぞれに学科と実技の試験があります。合格した場合は認定証が交付されます。
2017年7月に行われた第46回試験は、医科の受験者4,688人のうち、合格者は1,479人(合格率31.5%)、歯科の受験者70人のうち、合格者は25人(合格率 35.7%)でした。

カルテからレセプトを作成する診療報酬請求事務業務は、厚生労働省が定める最新の診療報酬点数表に基づき行う業務で、医療に関する幅広い知識だけでなく、 医療保険関係各法の理解や法律・通知書の読解力まで求められます。試験に合格するためには、レセプト作成能力と医療事務で必要不可欠な知識が要求されます。

・医療保険士試験
医療保険士は、医療保険学院による通信講座を受講し、3回にわたる中間テスト及び修了検定試験に合格した人に与えられる資格です。 医師や実務経験者が教材づくりに関わっている通信講座の内容は、レセプト作成や病院での会計事務を行うために必要な専門知識を網羅しています。

・医療事務技能審査試験
医療事務技能審査試験は、年12回行われる、日本医療教育財団が主催する資格試験です。医科と歯科の2種類の試験があります。 診療報酬請求業務を遂行する技能や、窓口業務などで求められる、患者さんへの高いサービスが提供できるかどうかなどを審査するために行われ、合格者には「メディカルクラーク」の称号が与えられます。

具体的な試験内容には、医科・歯科ともに、医療事務知識を問う「学科」、患者接遇の「実技I」、診療報酬事務、診療報酬明細書点検の「実技II」があります。

約40年以上の歴史を持ち、これまでの受験者数は約152万人、合格者は85万人を超えています。医療事務系の試験としては最大規模のものです。全日本病院協会と事業提携を行い、適切で公正な試験運営を行っており、団体受験の登録団体には、専門学校や短大、大学などの多くの教育機関が含まれています。

・医療事務管理士技能認定試験
医療事務管理士も、代表的な医療事務関連資格のひとつです。JSMA(技能認定振興協会)が運営する医療事務管理士技能認定試験は、年6回、奇数月の第4土曜日に行われる会場試験と、 時間・場所を問わずに受験できるIBT(Internet Based Testing)試験の2種類の受験方法があります。どちらの方法で合格しても、医療事務管理士の資格が認定されます。

医科と歯科の2つの試験に分かれており、それぞれ学科試験と実技試験があります。2017年9月に実施された試験の合格率は、医科が53.3%、歯科が84.2%でした。

医療事務の業務には、受付業務、レセプト(診療報酬明細書)作成業務、会計業務、カルテ管理業務など、専門性だけでなく幅広い業務を行える対応力も求められます。医療事務管理士試験は、そうした業務を行うスキルを持っているかどうか、審査する試験となります。

・医療事務認定実務者試験
医療事務認定実務者試験は、全国医療福祉教育協会が毎月1回行う試験です。
試験は大きく分けて、接遇とマナーに関する知識、医療機関における各種制度に関する知識、医療事務業務に関する知識、診療報酬請求に関する知識を問う学科問題と、レセプト作成能力を見る実技問題があります。合格率は約60〜80%となっています。

医療事務認定実務者試験に合格するためには、医療事務に従事するために必要な、実務的且つ普遍的なスキルや知識が求められます。


このように、医療事務の資格にはさまざまなものがあります。どの資格試験を受験すればいいかは、所属している、もしくはこれから働こうとしている医療機関が、どの資格の取得を推奨、重要視しているかによって異なってきます。

たのまなでは、「医療事務講座」をはじめとする、「医療保険士」「2級医療秘書実務能力認定試験」「医科2級医療事務実務能力認定試験」の合格を目指すいくつかの講座や、 「診療報酬請求事務能力認定試験」に対応した「診療報酬請求事務能力認定試験対策講座」をご用意しています。 自分の今後のキャリア形成と照らし合わせて、事前によく調べて、受験を検討するようにしましょう。

医療事務資格試験の合格に向けた勉強法

次に、医療事務に関する資格試験に合格するための勉強法を考えてみましょう。勉強法は、以下の3つが考えられます。それぞれの方法について見ていきましょう。

【市販のテキストで独学する】
先ほど紹介した4つの資格試験は、市販のテキストがあります。テキストや過去問を活用することで、資格取得の近道となります。テキストを選ぶ際は、しっかりとわかりやすく説明されているかどうかなど、自分に合った物を選ぶようにしましょう。

市販のテキストを用いて勉強を行う場合は、自分のモチベーションをいかに保つかがカギとなります。独学は、どうしても自分との戦いになりがちなので、怠けたりしないよう、セルフコントロールすることが重要です。

【専門学校やセミナーなどで学ぶ】
資格取得のために、専門学校やセミナーに通うというのもひとつの手段です。専門学校であれば講師がいますので、資格取得に必要な知識や技能をひとつずつ丁寧に教えてくれます。 わからないことも、直接聞くことができますので、理解がより深まります。また、講師だけでなく、いっしょに勉強する仲間も大きな存在です。勉強を続けるモチベーションも維持しやすくなります。

ただ、専門学校やセミナーに通うとなれば、どうしても費用がかかります。また、講座の時間などが決まっていることが多いので、時間に縛られてしまうということもあるでしょう。予定が入ってしまい、通いたくても通えないということもあるかもしれません。

【通信講座で学ぶ】
通信講座を活用し、資格勉強を行うのも有効な手段です。通信講座であれば、テキストも最新の試験動向を踏まえており、内容が充実しています。 いつまでに、何をやるかも自分で決めることができますので、専門学校のように時間に縛られることがありません。また、添削レポートを利用すれば、自分の苦手分野を把握し、克服する助けとなるでしょう。

日中は仕事をしている、育児でなかなか時間が取れないという人には、通信講座は適した勉強法といえます。 もし、一人で勉強するのが苦手という方は、同じ目標を持った人といっしょに勉強するのもいいかもしれません。お互いに刺激し合って、勉強に取り組むことができます。


以上、代表的な医療事務の資格試験と、それを取得するための勉強法について、ご紹介しました。医療事務は、絶対に資格が必要という職業ではありませんが、持っていると採用や待遇などで有利に働く可能性があります。

また、医療事務の資格を取得するための勉強法をどうするかは、しっかり検討したいところです。途中で挫折しないように、通信講座などをうまく活用して取り組むようにしましょう。

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